木アリア



君の中から
僕の胸まで
響くまでの距離
凡そ3億光年
それは途方もなく長い様で
短い距離
明日まで何万歩
届くだろう
せめて明日まで
果てしなく遠い
それが当たり前だった日々には
考えもしなかったこと
誰かが僕のそばに居てくれることは
決して当たり前なんかじゃなく
少なくとも居心地が悪ければ
飛び立つ鳥の様に遠い存在

孤独は時に
気付かせてくれる
誰かの優しさを
その温かさを
太陽より近いのに
微かに感じる体温
空気は君
僕は炎
二つで一つ
簡単そうで
難しいやつ
そんなんでもないか
誰かの暗闇に灯る明かりは
命を燃やす程思い合ってできたもの
少なくとも熱い心は
未だ温存してある

キアリア
君が望むもの全てを
僕の松明にかざしてご覧
そして遥か上空に映る想いをもう一度
よく眺めるといい

諦められる様な
ものが一つでもあったかい?
君は断腸の思いで手放してきた情熱を
忘れたことなんか一度もない
そして今夜また月が出るよ
影は僕でいい
最後の願いを乗せて
羽ばたいた鳥は確か
キアリア君自身だったね
癒えた羽を広げ全ての願いを背負って
飛び立って行ったね
君自身の夢もいつか叶えて教えてね

ニニ六華ちゃんねる

歌詞や小説などをぶらり、マイペースで、載せております。 よほど傑作だったら、絵も載せます。

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