ピークドレイン
心が乾く時
口移しの愛が欲しい
体が凍える時
柔らかな温もりが欲しい
それを求めるあまりに
優しさを欠いた愛に
ただ涙を流すより
小さな火を灯そう
ランプには
わずかなオイルと
芯には
激しい情熱を
君の閉じた
ダイアリーを
燃やすならいっそ
今よりずっと楽しい未来を
僕の影に灯してくれ
降り止まない雨の下
木に宿り護るような
誰にでもできそうで
できない優しさ
いつか探しに行くなら
この詩も連れてってよ
多分君の隙間に
ピッタリ収まるはずさ
凍えそうな夜だって
街の明かりより
確かな炎の灯火抱いて
眠れるように
傘の下で
動けなくなった
蟻にはもう
気付けるから
足りなかった
思い遣りを
もう一度求めてごらん
現在と昔で
違うことが
一つだけあるよ
君と僕が触れ合った後で
わずかな虹が架かった
僕にとって
君が主人公だ
今だって
優しさのあまり
落ち込んでいる
光よ今
この世界を照らせ
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