自伝
気付いただろ
自分の気持ちを語れるのは
自分だけだと
その気持ちその鮮度
あなただけの持ち物
光とか暗闇とか
決めるのはあなたであって
誰かに名指しされ
貼り付けられるものじゃない
偉人とか
偉大とか
よく分からないけど
君がどんなに悩んで
決断したかは分かる
もう二度と戻らない時の
戻れない場所
帰らないと決めて
旅立つ覚悟
それだけが前に進む方法
傷付きながら
諦めた方角を無神経に
照らす月も
離れ離れになって
居場所さえ分からない人も
きっとあなたの想いを
張り裂けそうな思いで
見つめてるよ
だけどそれすら振り返らない人は
勇者だと思うんだ
もう二度と帰らない時の
痛みに膝をついても
誰も責められないよ
這ってでも進んできた君の
声を聴くために生まれたんだ
横道に逸れて
夢からも逸脱して
悲しみと向き合って
それでも生きてるんだろう?
何故それを責められるだろう
あなたが流した赤い血を
心で泣いた精一杯の笑顔を
醜いなんて思わないさ
優しさを胸に生きることが
弱さだとは思わない
他人を否定して生きることが
生まれた意味な訳がない
汚れてても構わない
その手を差し伸べて
溺れる人を掴む手が
例えだれでも構わない
溺れた人にしか分からない
生きることを諦めない覚悟
もう誇ればいい
0コメント