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手のひらなぞる
細い指先だけで
心が躍る青
確かめた
凍った記憶
少しずつヒビ
イマイチ性能の悪いレコーダーに
深く刻まれた笑顔
どうやら痛みを超えると
ただひたすらに愛おしいらしい
忘れて分かった
君の孤独
気が付かなかっただけで
さよならよりも遠く離れた
人が居たんだね


宛名を書いて
出した手紙は
値段が変わり
届かずに
それは破けた
皮のジャケットに
縫い付けてある
宝の地図
今なにかが起こると期待した
そのすぐ後で
なにも起こらなかった日常に
ありふれた人を知る
その全てが
特別じゃなくても
活躍の場が
あるだけで
なんて素晴らしく
映るだろう
でも僕と一緒 孤独

夢に破れた
セーターを着せて
暖めあえたなら
もう一人じゃなく
二人でもなく
沢山の笑顔

傷は傷で
別のところ
そしてまた別に
たすき掛けして
バトン受け取る
明日の主人公は君

いつだって
どこだって
君の深いとこ
描ければ
主役級
頑張って描いてね
世界一の君
世界一の君

ニニ六華ちゃんねる

歌詞や小説などをぶらり、マイペースで、載せております。 よほど傑作だったら、絵も載せます。

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